AC/DC高低圧検電器を使用して検電する際に注意点があると再認識した。
これはメーカーの出している資料をダウンロードし確認。
メーカーの説明としては、
「太陽光発電システム(PVS)の直流回路はパワコンや開閉器のON/OFF状態によりDC非接地回路となる場合があり、この時電路の対地電圧は不安定となる。」
「この状態となる回路では対地間を検出する検電方法では電路の充電の有無を正しく判断できない」
とのこと。
なのでまずは使用しているPVSがどのような回路なのかを知っておく必要がある。
また検電は電路だけでなく、金属筐体にも触れる前には実施。
直流の場合は、接地線を検電器に接続してアース端子若しくは補助接地棒を用意してそこを掴む。
確実にワニ口がアース端子の導体部を噛んでいることを確認する。
保安会社やビルメンテナンス会社では1人につき1つ検電器を持たせているところが多い。
PVS以外の変電所、開閉所にて月次点検を行う際には扉を開閉するので扉のハンドルを握る前に検電を行うのが安全な行動である。
各人に1つずつ検電器をもたせ、検電の行動が身に沁みつくまで繰り返し行うのが理想である。